見学場所:エコフロンティアかさま 溶融処理施設発電所
日時:2008年6月12日
執筆者:第7期生 兵主 充正

  「エコフロンティアかさま」は、約240万m3の最終処分場とその浸出水の処理施設、および溶融処理施設を保有し、平成17年8月から開業している。
  今回は、そのうちの溶融処理施設を見学することができた。

1.施設概要

施設規模:145t/日(72.5t/日×2炉)
前処理設備:
      高速回転式破砕機
      竪型切断機
      二軸剪断式破砕機
炉形式:シャフト炉式(高温ガス化直接溶融炉)
燃焼ガス冷却設備:ボイラ装置
排ガス処理設備:
      ろ過式集じん装置(バグフィルタ)
      有害ガス除去装置(消石灰吹込式)
      ダイオキシン類除去装置(活性炭吹込式)
発電設備:蒸気タービン発電機(7,200kW×1基)

2.施設の特徴

1)展開検査ヤードによる搬入物の確認
粗大ゴミ、不燃ごみ、産業廃棄物は、展開検査ヤードに運ばれ、処理不適物が混入していないかなどの確認を行っている。

2)アスベストの受入
指定のプラスチック容器で受入れ、溶融処理している。なお、個々の容器は、バーコードにて搬入日や処理日等が管理されている。

3)医療系廃棄物の処理  搬入後、保冷庫にて保管されるとともに、溶融炉に投入されるまで自動化されており、安全な管理を行っている。

4)スラグの有効利用
溶融炉から生成する溶融スラグは、隣接する最終処分場の覆土材として有効的に利用している。

3.所感

一般廃棄物の他、産業廃棄物、医療系廃棄物、そしてアスベストの受入など多種の廃棄物を受け入れながらも安定的に処理運転している実用施設を間近で見学できたことは、大変有意義でありました。また、生成する溶融スラグを隣接する最終処分場の覆土として利用するなど、マテリアルリサイクルの観点においても参考になる施設でした。以上のように、この施設見学では、受入管理と処理に伴う生成物の利用先確保の重要性を感じました。   最後に、今回の施設見学にあたり、ご説明いただいた伊藤所長をはじめ、関係者の方々に深く感謝致します。有難うございました。
以上

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